【鏡花水月】小説『鬼灯君は篠笛には弱いのです』
鏡花水月 うちよそ 弥生さん宅最高ランク : 3 , 更新:
出演者
【弥生さん宅】睡蓮さん・鬼灯さん
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【うち宅】三日月 篠笛
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『鬼灯君は篠笛には弱いのです』
時は明治大正
現世で生きずらくなった妖・神達は''別の世界''を作りました
それは…
鏡花水月
ここに住む
一匹の妖狐のお話…
私の名前は三日月 篠笛
三日月はこの森の木々達が付けてくれた
私は掃除をするのが好きで森の掃除をしていたら
森の木々達が私を優しく迎えてくれた
そんな森が大好きで、毎日掃除をしていたら森の木々達に自然を操れる力をもらった
そんな私が住む綺麗な森に私が見守っている二人が来た
「鬼灯、そろそろ警察に言いつけるわよ!!この変態!!ストーカー!!馬鹿!!!!」
「睡蓮さん、ここは鏡花水月。警察はいません」
あの二人はとても仲がいい
背の高い男の方は鬼灯(ほおずき)君
同じ妖狐で幼なじみ
その鬼灯君に付きまとわれている女の子は睡蓮ちゃん
睡蓮ちゃんは迷い人で監視役として鬼灯君がついているけど
鬼灯君は好きな人しか監視役にならないから
鬼灯君は睡蓮ちゃんが好きなんだとすぐわかった
そんな二人を陰ながら見守っている
鬼灯「睡蓮さ~ん♪」
睡蓮「もうっ!こうなったら…!篠笛さん!!」
鬼灯「ちょっ!!」
篠笛「睡蓮ちゃん、いらっしゃい」
睡蓮「篠笛さん、助けてください。鬼灯がしつこいんです」
鬼灯「なっ、何を言ってるんだ!俺は監視役として健全に…」
篠笛「鬼灯君、''健全に''という言葉が出た時点でそういう行動に心当たりがあるからなんじゃないのかな?」
鬼灯「しっ、篠笛君、待ちたまえ俺は本当になにもしてない」
篠笛「…わかりました」
睡蓮「…くそ」
鬼灯「睡蓮さん、大袈裟にしないでよ…篠笛君怖いんだからさ」
睡蓮「だって鬼灯がいけないんじゃん」
鬼灯「そんなこと言わずにさ~♪」
ぎゅぅ~
睡蓮「ちょっと!鬼灯!」
篠笛「鬼灯君。ちょっと」
鬼灯「はい…」
篠笛「罰として森のお掃除を手伝ってね♪」
鬼灯「やだよ~」
篠笛「そんなこと言わずに♪ね」
鬼灯「はい」
睡蓮「自業自得」
篠笛「睡蓮ちゃん、お団子食べる?」
睡蓮「食べたいです!」
篠笛「良かった♪ちょうど現世でもらったお団子があったから一緒に食べましょ♪」
睡蓮「…おいふい💕」
篠笛「良かった♪」
鬼灯「俺も食べたい…」
篠笛「そこの掃除が終わったら食べましょ」
鬼灯「ありがとうございますっ!」
睡蓮「また、来てもいいですか?」
篠笛「もちろん♪また一緒にお団子食べましょ♪」
睡蓮「ありがとうございました。鬼灯!行くよ」
鬼灯「あぁ。篠笛君」
篠笛「はい?」
鬼灯「ありがとうな」
篠笛「なにがですか?」
鬼灯「色々」
篠笛「ふふっ♪鬼灯君もまた一緒にお団子食べましょ、」
鬼灯「おう!」
睡蓮「鬼灯!早くっ!」
鬼灯「今行く!」
こんな二人が大好きな篠笛でした